ヒユ科、アカザ亜科、アカザ属に分類される一年生草本
南米インカ帝国では、食料として重要な位置を占めていたといわれる。アメリカのNASAが、21 世紀の主要食になると発表したことで、世界中で広く知られるようになった。
また、2013年は国連が「国際キヌア年」として定め、世界中にその高い価値が認識された。
主要生産国はボリビアやペルーで、日本で流通しているものはほとんどが輸入品。冷涼少雨な気候でもよく育ち、カルシウム、鉄分などのミネラル、食物繊維を多く含む。脱穀した種子は白く扁平な円形をしていて、加熱調理すると胚芽が細く白い髭の様に出てくる。
日本では、北海道や山梨県、徳島県などで栽培が始まっている。